Updated: Tokyo  2012/02/23 06:28  |  New York  2012/02/22 16:28  |  London  2012/02/22 21:28
 

米BOA、資産圧縮策響き利益28億ドル分喪失の恐れ-19日決算発表

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1月18日(ブルームバーグ):米銀バンク・オブ・アメリカ(BOA)による昨年の330億ドル(約2兆5300億円)の資産売却は国際的な資本基準の達成を意図したものだったが、その結果今年の利益が少なくとも28億ドル圧縮される恐れがある。

  利益の落ち込み幅は、2011年の通期税引き前利益を上回る公算が大きい。この額はブルームバーグが集計した試算に基づくもので、中国建設銀行の株式やカナダのクレジットカード部門などの資産売却に伴い見込まれる利益喪失を反映した。

  JMPセキュリティーズのアナリスト、デービッド・トローン氏はインタビューで、「バランスシートを圧縮した結果として金利収入が減少する」と述べ、「経営陣は採算の合わない決断を余儀なくされる状況に追い込まれている。経営陣へのプレッシャーがいかに強いかの表れだ」と指摘した。

  ブライアン・モイニハン最高経営責任者(CEO)は昨年、株式価値の希薄化につながる新株発行を避けるため、資産売却を前年の200億ドルから増額したが、いずれは新株発行をせざるを得ないかもしれない。不要な資産が減ったため、資本を増強する上で利益が一段と頼みの綱になっている。住宅ローン事業関連の新たな損失で利益が落ち込めば、株式発行や主要な事業の売却でさえも可能性は排除できない。

  スターン・アジー・グループのアナリスト、トッド・へイガーマン氏は12月21日付のリポートで「中核の収益が圧迫され続けているだけに、中核資産の売却や同社の部分的解体の着手が必要になるリスクは高まっている」と指摘した。

  BOAは19日に10-12月(第4四半期)決算を発表する。ブルームバーグがアナリスト13人を対象にまとめた税引き前利益の予想平均は36億8000万ドル。1-9月期に26億6000万ドルの損失を計上したため、通期税引き前利益は第4四半期を大きく下回り、26億ドルにとどまると予想されている。モイニハンCEOはビジネスの回復に伴って税引き前利益は350-400億ドルに達するとの目標を立てているが、アナリストは12年が162億ドル、13年は226億ドルと予想している。

記事に関する記者への問い合わせ先Hugh Son in New York at hson1@bloomberg.net

記事に関するエディターへの問い合わせ先:David Scheer at dscheer@bloomberg.net;Rick Green at rgreen18@bloomberg.net

更新日時: 2012/01/18 15:48 JST

 
 
 
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