Updated: Tokyo  2012/02/23 06:23  |  New York  2012/02/22 16:23  |  London  2012/02/22 21:23
 

1月13日の海外株式・債券・為替・商品市場

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  (ブルームバーグ):欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎NY外為:ユーロが対ドル1年4カ月ぶり安値-仏格下げ

  ニューヨーク外国為替市場ではユーロが主要通貨の大半に対して下落し、対ドルでは1年4カ月ぶり安値を付けた。米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)がフランスに付与していた最高格付けを引き下げたことが手掛かり。

  ユーロは対ドルで週間ベースでは6週連続安と、ほぼ2年ぶりの長期下落局面。S&Pはフランスの格付けを1段階引き下げて「AA+」、アウトルックを「ネガティブ」に指定したとウェブサイトで発表。ユーロは対円では2000年以来の安値に下落した。ギリシャと民間債権者との協議が休止となったこともユーロの弱材料となった。ドル指数は上昇。JPモルガン・チェースの減益決算を受けて米国株が値下がりしたことが手掛かり。

  為替取引を手掛けるテンパス・コンサルティングの市場担当ディレクター、ジョン・ドイル氏は「格下げをめぐるうわさはユーロを押し下げるのには十分で、株価も下落した」と分析。「ギリシャがユーロのとげとなってほぼ3年が経つが、今後もユーロには重しとなるだろう」と続けた。

  ニューヨーク時間午後4時45分現在、ユーロは対ドルで前日比1.2%安の1ユーロ=1.2667ドル。一時1.2624ドルと、昨年8月25日以来の安値を付けた。週間では0.4%安。前回ユーロが6週連続安となったのは、10年2月19日までの6週間。

  対円では0.9%下げて1ユーロ=97円47銭。一時97円20銭と、2000年12月以来の安値を付けた。円は対ドルで0.3%安の1ドル=76円95銭。

     ドルに逃避需要

  ドルは韓国ウォンを除く全ての主要通貨に対して値上がり。リスク選好が後退し、逃避需要から買い進まれた。

  バンク・オブ・ニューヨーク(BNY)メロンの外為担当マネジングディレクター、サマルジット・シャンカー氏(ボストン在勤)は「世界の債券市場で現在、最も力強い資金純流入が見られるのは、日本国債、スイス国債、米国債の3つだ」と指摘。「ユーロ圏で格下げが起こるとの懸念が再燃し、相対的に安全かつ流動性の高い資産への逃避に拍車が掛かっている」と述べた。

  国債市場では、米10年債利回りが1.83%と年初来の水準に低下。日本の10年債利回りは0.95%と、昨年11月以来の低水準。スイス10年債の利回りは0.79%となっている。

  主要6通貨に対するインターコンチネンタル取引所(ICE)のドル指数は一時81.784と、9月14日以来の高水準を付けた。JPモルガンの11年10-12月(第4四半期)決算は前年同期比23%減益となった。米株式市場ではS&P500種株価指数が一時1.4%下げた。

         ギリシャの債務交換めぐる協議

  ギリシャへの債権銀行団は同国政府との協議を休止した。債務交換に伴う投資家の損失規模をめぐり政府と合意できなかったことが背景。これにより、ユーロ圏で初のソブリン債デフォルト(債務不履行)が発生するリスクが高まった。

  債権銀行団を代表してギリシャ政府と交渉している国際金融協会(IIF)は同日の電子メールで、提案に対して「全ての当事者による建設的で集約された反応が得られなかった」として、「こうした状況下、ギリシャおよび当局との協議は、自発的なアプローチという点を鑑みて休止する」と発表した。ギリシャ財務省の当局者は、協議再開が18日となる公算が大きいことを明らかにした。

  ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド・グループの為替ストラテジスト、ブライアン・キム氏は「細かい内容以前に、そもそも合意に達するのかということを当社は注視している」と語った。

◎米国株:反落、欧州の格下げで-JPモルガンは減益

  米株式相場は反落。S&P500種株価指数は5日ぶりに下げた。格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)がユーロ圏の複数の国を格下げすることが明らかになり、売りが出た。JPモルガン・チェースが23%の減益となったことも響いた。

  通常取引の終了後、S&Pはフランスの「AAA(トリプルA)」格付けを引き下げたことを発表した。S&P500種株価指数では全10セクターが下落。特に金融と工業株の下げが目立った。JPモルガンは2.5%下落。バンク・オブ・アメリカ(BOA)やインテル、アルコアも安い。イーストマン・コダックは23%急落。破産申請後の資金融資についてシティと協議していると伝わったことが嫌気された。

  S&P500種株価指数は前日比0.5%安の1289.09で終えた。一時は1.4%下落した。ダウ工業株30種平均は48.96ドル(0.4%)安の12422.06ドルで終了。16日は祝日のため休場となる。

セキュリティー・グローバル・インベスターズで235億ドルの運用に携わるマーク・ブロンゾ氏(ニューヨーク州アービントン在勤)は電話インタビューで、「市場は欧州を注視しており、業績にも神経質になっている」と指摘。「欧州の格下げにドイツが入らないことが重要だ」と述べた。米国ついては「JPモルガンの決算はまずまずだったが、質は良くなかった」と述べた。

              格下げ

  S&Pはドイツとベルギー、エストニア、フィンランド、アイルランド、ルクセンブルク、オランダの格付けを維持した。同社の発表によると、フランスは「AAA(トリプルA)」から「AA+(ダブルAプラス)に引き下げられた。キプロスとイタリア、ポルトガル、スペインは2段階の引き下げ。オーストリアとマルタ、スロバキア、スロベニアの長期格付けも1段階引き下げられた。

  格下げに関する懸念が強く、経済指標はあまり材料視されなかった。1月のトムソン・ロイター/ミシガン大学消費者マインド指数(速報値)は予想以上に上昇し、8カ月ぶりの高水準となった。昨年11月の米貿易赤字は予想以上に拡大した。輸出が減った一方で、輸入が原油や自動車を中心に増えた。

  週間ベースではS&P500種はなお2週連続の上昇。欧州の国債入札での借り入れコスト低下が背景にある。ブルームバーグの調査によると、S&P500種採用企業の7-9月期の1株当たり利益は4.6%増と予想されている。これまでに11四半期連続で予想を上回っている。

             金融株

  金融株指数は0.8%安と、S&P500種の全10セクターで最も下げがきつい。JPモルガンは2.5%下落。欧州の債務危機が世界的な景気減速につながるとの見方から多くの投資家が様子見に回ったため、投資銀行業務の収入は30%減の43億6000万ドルとなった。

  PNCウェルス・マネジメントのジェームズ・ダニガン最高投資責任者(CIO)は電話インタビューで、「相場全体の上昇には金融株が参加する必要がある」と発言。「欧州の混乱が決算全体に影響を与えるかどうかに注目が集まるだろう。米国の輸出に悪影響が出るようなら、業績にも影響が出る可能性がある」と述べた。

  BOAは2.7%下落。モルガン・スタンレーは3.2%下げた。シティグループとゴールドマン・サックス・グループは2.7%、2.2%それぞれ下落した。

  世界的な景気減速懸念を背景に、モルガン・スタンレー・シクリカル指数は1.1%安。ダウ輸送株平均は0.6%下げた。インテルは2.4%安、アルコアは1.3%下げた。

  クレディ・スイス・グループのグローバル株式ストラテジスト、アンドルー・ガースウェイト氏によると、株式投資家は現在の比較的穏やかな市場環境に慣れるべきではない。

  同氏は12日付リポートで、ボラティリティ(変動率)が今年、上昇する可能性が高いと予想。先進国の過剰借り入れで投資家が経済成長や政策の変更に「異常に神経質」になることを理由に挙げた。

◎米国債:上昇、S&Pのフランス格下げで「質への逃避」

  米国債相場は上昇。10年債利回りは年初来最低に下げた。米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)がフランスの格付けを引き下げたことを受け、安全資産とされる米国債の需要が高まった。

  米10年債と30年債は前日、下落していた。30年債入札(130億ドル)で応札倍率が過去の平均を下回ったことが手掛かり。米連邦準備制度のエコノミストが開発し、金利や経済成長、インフレの見通しを盛り込んだ金融モデルによれば、10年債はこれまでで最も過大評価されている。

  ドイツ銀行プライベート・ウェルス・マネジメント部門の債券トレーディング責任者、ゲーリー・ポラック氏(ニューヨーク在勤)は「金融市場で相場を左右するのはやはり欧州だ」とし、「欧州は問題解決と債務の借り換えに向け、依然として大きな障害に直面しており、どの程度のリセッション(景気後退)に陥るのか見当がつかない。こういったことが米国債を下支えする材料になっている」と述べた。

  ブルームバーグ・ボンド・トレーダーによると、ニューヨーク時間午後4時39分現在、10年債利回りは6ベーシスポイント(bp、1bp=0.01ポイント)低下して1.87%。一時1.83%と、12月20日以来の低水準を付ける場面も見られた。週間ベースでは9bp下げている。同年債(表面利率2%、2021年11月償還)価格は16/32上げて101 6/32。

  30年債利回りは6bp下げて2.91%。一時2.88%と、12月30日以来の低水準に下げた。週間では10bp低下した。

フランス格下げ

  連邦準備制度のエコノミストが開発したタームプレミアムモデルは記録的なマイナスとなっており、投資家が適正水準以下の利回りを積極的に受け入れようとしていることが示唆された。

  シティグループの金利ストラテジスト、ニーラ・ゴラプディ氏(ニューヨーク在勤)の13日付の顧客向け電子メールによれば、同社調査の回答者のうち3分の2は米国債についてやや強気よりの「ニュートラル」としていた。回答者はまた、1月25日の米連邦公開市場委員会(FOMC)会合後に米国債相場は一段と上昇すると予想している。

  格付け会社S&Pはフランスの「AAA」格付けを「AA+」に引き下げ、見通しを「ネガティブ」とした。同社ウェブサイトで情報を掲載した。スペインは「AA-」から「A」に引き下げられたほか、イタリア、オーストリアなども格下げされた。ドイツは最上級格付けを維持した。

「余力が残っている」

  ギリシャの債務交換をめぐる交渉で、債権銀行団とギリシャ政府は減免額で合意に至らず協議を休止し、ユーロ圏初のソブリン債のデフォルト(債務不履行)リスクが高まった。

  2011年に米国債利回りが低下するとの予想が的中したエコノミストのゲーリー・シリング氏は、米30年債には「まだ余力が残っている」とし、今年10%上昇すると予想。

  シリング氏はブルームバーグ・ラジオとのインタビューで30年債について、「他のどの長期投資より良い運用成績を上げるだろう」との見方を示し、今年末の利回り予想を2.5%とした。

◎NY金先物:反落、2週間ぶり大幅安-ドル上昇と株安で

  ニューヨーク金先物相場は反落。2週間ぶりの大幅安となった。ドルの上昇や株式市場の下落で商品の需要が後退した。

  株式指標のMSCIオールカントリー世界指数は一時1.3%安。フランスとオーストリアは格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)に格下げされると、政府当局者や事情に詳しい関係者が明らかにした。欧州の金融危機が深刻化するとの懸念から、商品24銘柄で構成するS&PのGSCIスポット指数は一時1.2%値下がり。ドルは主要通貨のバスケットに対してほぼ1年4カ月ぶりの高値を付けた。

  MLVのリサーチアナリスト、リック・トロットマン氏は電話インタビューで、「今日はリスク回避モードだ」と指摘。「ドルの上昇と株価下落で金は押し下げられている」と述べた。

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)COMEX部門の金先物2月限は前日比1%安の1オンス=1630.80ドルで終了。先月29日以来の大幅下落となった。

◎NY原油:3週間ぶり安値、イラン産原油の禁輸先送りで

  ニューヨーク原油先物相場は続落。3週間ぶりの安値となった。イラン産原油の輸入禁止措置を6カ月先送りすると欧州連合(EU)当局者が明らかにしたことが引き続き影響した。

  当局者によれば、禁輸の先送りは各国が新たな供給を確保できるようにするため。国際原子力機関(IAEA)の査察官がテヘラン入りし、イラン政府の当局者と協議する計画だと、交渉について詳しい外交官2人は述べた。フランスのバロワン財務相が、格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が同国の信用格付け「AAA(トリプルA)」を引き下げたと明らかにしたことも原油の売りにつながった。

  トラディション・エナジーのアナリスト兼ブローカー、クリス・ディルマン氏(コネティカット州スタンフォード在勤)は、「市場はまだイランのニュースを消化しているところだ」と指摘。「EUが禁輸措置を先送りしたというニュースで原油は下げたが、査察官のイラン訪問についてさらに情報が出てくれば一段と下落する可能性もある。イランをめぐる緊張の軽減になる材料は何であれ原油安につながる」と述べた。

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物2月限は前日比40セント(0.40%)安の1バレル=98.70ドルで終了した。終値では先月21日以来の安値。週間では2.8%安、1年前からは8%下げている。

◎欧州株:3日続落、フランス格下げ懸念-週間では0.7%高

  13日の欧州株式相場は3日続落。米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)によるフランスなど複数のユーロ導入国の格下げ発表が近いとの報道が響いた。ただ、ストックス欧州600指数は週ベースでは上げた。

  英携帯電話サービス会社ボーダフォン・グループは3週間ぶり安値を付けた。スイスの製薬会社ノバルティスも安い。計12億2000万ドルの費用を計上するとの発表が嫌気された。英エンジニアリング会社、インベンシスは19%急落。同社は6000万ポンドの追加コスト発生を明らかにした。一方でドイツのコメルツ銀行は上昇。同行は公的支援を求めることなく資本増強すると、同国紙ハンデルスブラットが伝えた。

  ストックス欧州600指数は前日比0.1%安の249.18で終了。前週末比では0.7%の値上がり。一部のユーロ導入国が今週実施した国債入札で借り入れコストが低下したことを反映した。

  キャピタル・スプレッズ(ロンドン)のセールス責任者、アンガス・キャンベル氏は「欧州で複数の国が格下げされると市場は知らなかったわけではないが、うわさが流れると、つい無条件に反応してしまう」と述べ、「うわさの内容がいったん確認されると、相場は反発することもある」と付け加えた。

  政府当局者や事情に詳しい関係者によると、S&Pはこの日にも格下げを発表する公算で、ドイツは最上級格付け「AAA」を維持するもよう。一方、フランスは最上級格付けを失う見込みだと、AFP通信が匿名の政府関係者を引用して報じた。仏大統領府のルブリエ報道官はこの日、政府がS&Pから格下げ決定を伝えられたとの報道に関してコメントを控えた。

  ストックス欧州600指数は0.7%上げる場面も見られた。イタリアはこの日の入札で国債47億5000万ユーロを発行し、目標上限を達成。利回りも前回入札時を下回った。同国は前日も入札を実施。今週はスペインやドイツも入札を実施し、いずれも好調だった。

  この日の西欧市場では、18カ国中14カ国で主要株価指数が下落。ボーダフォンは2.5%下げて175ペンスで終了し、先月22日以来の安値。ノバルティスは0.7%安の53スイス・フラン。2003年2月以来の大幅安を演じたインベンシスの終値は183.2ペンス。コメルツ銀は3.4%高の1.42ユーロで引けた。

◎欧州債:ドイツ債利回りは過去最低-欧州格下げ観測で逃避

  13日の欧州債市場でドイツ国債が上昇。5年物と30年物の利回りは過去最低を付けた。格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)によるユーロ圏諸国のソブリン格付け見直しで、ドイツは最上級の「AAA」を維持するとの見通しが手掛かりとなった。

  スペインとベルギーの国債は下落。低格付けの国債を避け、ドイツ国債に安全を求める動きが強まったことが背景。フランスは最上級格付けを失う見込みだ。S&Pは見直し結果をロンドン時間13日午後9時に発表するもようだと、欧州の当局者が匿名を条件に述べた。S&Pの広報担当、フィリッパ・メラニフィー氏(ロンドン在勤)は電話取材に対してコメントを控えた。

  クレディ・アグリコルCIBの債券ストラテジスト、ピーター・チャットウェル氏(ロンドン在勤)は、「オランダとドイツを除いた大量格下げ報道を手掛かりに、質への逃避の動きでドイツ国債が飛ぶように売れている」と語った。

  ロンドン時間午後4時28分現在、ドイツ10年債利回りは前日比7ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下し1.77%。一時は1.74%まで下げ、昨年11月15日以来の低水準を付けた。同国債(表面利率2%、2022年1月償還)価格はこの日、0.605上げ102.09。

  ドイツ5年債利回りは一時0.733%まで低下し、ブルームバーグがデータ集計を開始した1990年以来の最低となった。ドイツ30年債利回り2.33%と、10bp下げる場面もあった。

  オランダ10年債利回りは過去最低となる2.703%まで低下した。オランダとルクセンブルクの格付けは変更されない見通しだと、AFP通信が報じた。

  スペイン10年債利回りは前日比9bp上昇の5.22%。一時は5.26%まで上げた。イタリア10年債利回りは18bp上げ6.46%を付けた後、前日からほぼ変わらずの6.63%となった。欧州中央銀行(ECB)が購入したとの見方から、両国債は下げ幅を縮めた。

  ベルギー10年債利回りは11bp上げ4.17%。同国の債務管理局がS&Pから通知を受けていないことを明らかにしたものの、支援材料とはならなかった。フランス10年債の利回りは4bp上げ3.08%。

  欧州連合(EU)の規則では2009年以来、格付け会社はソブリン債格下げの少なくとも12時間前に当該国に通知することが義務付けられている。

◎英国債:長期債利回りが過去最低に接近-欧州格下げ観測で

  13日の英国債市場では長期債が上昇。利回りは過去最低に近づいた。格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が欧州の複数国を近く格下げするとの観測を背景に、トリプルA格付けの英国債の安全性に対する需要が高まった。

  10年債利回りは2週間ぶり低水準となった。早ければ今日にも格下げが発表されると、ダウ・ジョーンズ通信が欧州連合(EU)当局者の話を引用して報道したことが手掛かり。この日発表された英生産者出荷価格が予想に反して低下したことも、英国債への支援材料となった。

  RBCキャピタル・マーケッツの債券ストラテジスト、サム・ヒル氏は、「主要な格付け会社全てからトリプルAの格付けと安定的な格付け見通しを得ている特別な国々の一員としての英国の立場に加え、欧州の格下げが再び焦点となったことに、英国債は恩恵を受けている」と語った。

  ロンドン時間午後4時14分現在、英10年債利回りは前日比5ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の1.97%。先月30日には1.93%まで下げ、ブルームバーグがデータ収集を開始した1989年以来の最低を付けた。同国債(表面利率3.75%)価格はこの日、0.47上げ115.54。30年債利回りは6bp低下し3.01%。過去最低は2.98%となっている。

  英政府統計局(ONS)がこの日発表した昨年12月の生産者物価統計で、出荷価格指数は前月比0.2%低下した。ブルームバーグがまとめたエコノミスト17人の調査中央値では0.1%上昇が見込まれていた。前年同月比では4.8%上昇と、上昇率は11月の5.4%を下回り、1年ぶりの低い伸びとなった。

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参考画面:記事に関する記者への問い合わせ先:ニューヨーク 小林 恭子 Kyoko Kobayashi+ 1-212-617-5230kkobayashi39@bloomberg.netEditor: Shigeru Chiba記事に関するエディターへの問い合わせ先:東京 大久保 義人 Yoshito Okubo + 81-3-3201-3651okubo1@bloomberg.net

更新日時: 2012/01/14 08:01 JST

 
 
 
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