Updated: Tokyo  2012/05/25 22:31  |  New York  2012/05/25 09:31  |  London  2012/05/25 14:31
 

4月5日の米国マーケットマーケット:ドル、対円で6カ月ぶり高値

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4月5日(ブルームバーグ):ニューヨークの為替・株式・債券・商品相場は次の通り。(表はNY午後4時現在)

為替 スポット価格 前営業日ユーロ/ドル 1.4222 1.4221ドル/円 84.85 84.06ユーロ/円 120.68 119.54

株 終値 (暫定値) 前営業日比 変化率ダウ工業株30種 12,393.90 -6.13 .0%S&P500種 1,332.63 -.24 .0%ナスダック総合指数 2,791.19 +2.00 +.1%

債券 直近利回り 前営業日比米国債2年物 .81% +.06米国債10年物 3.48% +.06米国債30年物 4.50% +.03

商品 (中心限月) 終値 前営業日比 変化率COMEX金(ドル/オンス) 1,452.50 +19.50 +1.36%原油先物 (ドル/バレル) 107.88 -.59 -.54%

◎外国為替市場

ニューヨーク外国為替市場では、ドルが円に対して6カ月ぶりの高値に上昇。3月に開催された米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事録で、一部のメンバーが経済情勢は年内の金融緩和策の縮小に向けた動きを正当化する可能性があるとの考えを示したことが明らかになった。

米連邦準備制度理事会(FRB)のバーナンキ議長が前日、インフレを「非常に注意深く」監視する必要があると述べたことを手掛かりに、ドルは朝方から上昇。英ポンドは主要通貨の中でドルに対する上昇率が最も大きかった。英サービス業の景気指数は3月に約1年ぶりの高水準となった。

スタンダードチャータード銀行の米州調査責任者、デービッド・マン氏は、「FOMC内部でタカ派的な意見が増えていることはすでに知れている」と指摘。「FOMC内では見解の相違が大きくなっている」と述べた。

ニューヨーク時間午後2時48分現在、ドルは円に対して前日比0.9%高の1ドル=84円82銭(前日は84円06銭)。一時は84円87銭と昨年9月24日以来の高値水準を付けた。ドルはユーロに対して1ユーロ=1.4224ドル(同1.4221ドル)。ユーロは円に対して0.9%高の1ユーロ=120円65銭(同119円54銭)。

◎米国株式市場

米株式相場は終盤に値上がり分を消す展開。ほぼ終日堅調に推移した後、連邦準備制度理事会(FRB)が金融緩和策を解除し始めるとの懸念が広がると方向を転じた。

航空機メーカーのボーイングは下落。ダウ工業株30種平均はほぼ3年ぶり高値から下げた。ボーイング737型ジェット機への検査でさらに問題が見つかるとの不安が材料だった。737型機では先週、飛行中に穴が開く問題が生じたため、当局が緊急検査を指示した。

一方、半導体のナショナル・セミコンダクターは大幅上昇、終盤までのS&P500種株価指数の上げをけん引。米半導体メーカー、テキサス・インスツルメンツ(TI)がナショナル・セミコンの買収で合意したのが好感された。

ニューヨーク時間午後4時過ぎの暫定値では、S&P500種株価指数は前日比0.1%未満下げて1332.63。一時は0.4%高まで買い進まれる場面もあった。ダウ工業株30種平均は6.13ドル(0.1%未満)下げて12393.90ドル。

スタイフェル・ニコラスの市場ストラテジスト、ケビン・キャロン氏は、「再び量的緩和が講じられなければ、市場には刺激が与えられないと投資家は不安になっている」と述べた上で、「私はそうは思わない。景気の強さを示す経済統計や企業の業績もある。株価上昇が一番自然な流れだ」と続けた。

◎米国債市場

米国債相場は3営業日ぶりに下落。この日公表された議事録によると、連邦公開市場委員会(FOMC、3月15日開催)では年内に緩和策の解除を開始するかどうかでメンバーの見解が分かれた。これを受け、利上げが実施されるとの懸念が広がった。

相場は一時上昇し、2年債利回りは1週間ぶり低水準を付ける場面があった。米連邦準備制度理事会(FRB)のバーナンキ議長は4日、景気回復はまだ安定していないとした上で、インフレ率の上昇は一時的なものにとどまるとの予想を示した。金融当局は、6月までの6000億ドルの米国債購入計画のうち、ほぼ3分の2を実施している。

ラッセル・インベストメントの最高投資責任者(CIO)、ジェフ・ハシー氏は「FOMCでは意見の不一致が続いている」と指摘。「バーナンキ議長はインフレが一時的なものになるとしているが、他のメンバーは量的緩和第2弾や利上げ時期に疑問を呈している。利上げのリスクは高まっている。よって若干ショート(売り持ち)が望ましい」と分析した。

ブルームバーグ・ボンド・トレーダーの価格によれば、2年債利回りはニューヨーク時間午後3時48分現在、前日比6ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の0.82%。同年債(表面利率0.75%、2013年3月償還)価格は1/8下げて99 27/32。利回りは一時0.75%と、前日に続いて3月28日以来の水準に下げる場面もあった。

◎金先物市場

ニューヨーク金先物相場は続伸。一時はオンス当たり1456.40ドルまで上昇し、過去最高値を更新した。欧州のソブリン債危機を受け、代替資産としての需要が高まった。

ポルトガル国債の保証コストが過去最高に達した。加えて、リビア動乱や日本の原発問題もあり、安全な逃避先としての金需要が膨らんだ。過去1年では28%上昇している。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)COMEX部門の金先物6月限は前日比19.50ドル(1.4%)高の1オンス=1452.50ドルで終了。終値としても最高値を記録した。

◎原油先物市場

ニューヨーク原油先物相場は小反落。原油消費大国の米国と中国で需要が減少するとの見方から、30カ月ぶり高値を離れた。

米供給管理協会(ISM)が発表した3月の非製造業総合景況指数はエコノミスト予想を下回った。また中国はこの日、政策金利を引き上げた。米エネルギー省が明日発表する先週の在庫統計では、在庫の増加が予想されている。

コンサルティング会社、プレステージ・エコノミクス(テキサス州オースティン)のジェイソン・シェンカー社長は、「世界経済から国内在庫、さらには外国為替市場に至る様々な現実の要素が絡み合っている」と指摘。「きょうはあらゆる要因が原油を押し下げた。しかしながら、こうした下押し圧力にもかかわらず、価格は依然として底堅さを見せている」と述べた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物5月限は前日比13セント(0.12%)安の1バレル=108.34ドルで終了した。過去1年では25%の値上がり。前日は2008年9月24日以来の高値となる108.78ドルまで上昇していた。

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参考画面:記事に関する記者への問い合わせ先:ニューヨーク 千葉 茂 Shigeru Chiba+1-212-617-3007 schiba4@bloomberg.netEditor: Akiko Nishimae記事に関するエディターへの問い合わせ先:東京 大久保 義人 Yoshito Okubo + 81-3-3201-3651okubo1@bloomberg.net

更新日時: 2011/04/06 06:15 JST

 
 
 
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