Updated: Tokyo  2012/05/18 08:43  |  New York  2012/05/17 19:43  |  London  2012/05/18 00:43
 

【個別銘柄】輸出、ソニー、日写印、アルプス、パイオニ、ペガサス

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  5月14日(ブルームバーグ):株価変動材料の出た銘柄の終値は以下の通り。

輸出関連株:トヨタ自動車(7203)が前日比1.9%安の3530円など、総じて下げた。外国為替市場でユーロ安が進行。欧州各国の財政引き締めにより経済成長が抑制されるとの懸念が強まり、一時1ユーロ=1.2516ドルと昨年3月5日以来、1年2カ月ぶりのユーロ安値を付けている。円高による採算悪化への警戒から、欧州依存度の高い精密機器や自動車、電機に売りが増えた。

ソニー(6758):6.8%安の2950円。テレビ事業の採算改善が寄与し、今期(2011年3月期)の連結純損益は500億円の黒字(前期は408億円の赤字)に転換する見込みと前日発表。ただ、ブルームバーグ・ニュースが算出したアナリストの予想平均値1096億円の黒字を大きく下回った。今期の前提為替レートはドル・円90円、ユーロ・円125円。大和証券キャピタル・マーケッツでは、現行の為替レートを前提とすると、今期の会社計画に保守的な印象はないと指摘した。

日本写真印刷(7915):14%安の2724円。11年3月期の連結営業利益は前期比25%減の85億円と、3期連続の減益となる見込み。ブルームバーグ・データによるアナリストの予想平均値は125億円で、会社計画はアナリスト予想を32%下回る水準。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、会社計画は同証券予想を下回りネガティブとし、投資判断の「4(アンダーパフォーム)」を継続した。

アルバック(6728):5.8%安の1969円。真空応用事業での材料価格の変動や販売価格の引き下げ圧力が響き、第3四半期(09年7月-10年3月)の連結営業利益は前年同期比75%減の2億8200万円となった。据え置かれた10 年6月期計画に対する進ちょく率は5%にとどまる。JPモルガン証券では、業績上振れの可能性は縮小したとし、投資判断を「オーバーウエート」から「中立」へ引き下げた。

アルプス電気(6770):12%高の808円。業績期待から前日の取引は値幅制限いっぱいのストップ高配分、大量の買い注文が残っていたため、この日も買い優勢の状況が続いた。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、危機モードからの脱却で社内改革が進行していると評価、投資判断を「4(アンダーパフォーム)」から「2(アウトパフォーム)」へ引き上げた。目標株価は900円。

パイオニア(6773):9%高の362円。11年3月期は純損益が7期ぶり、営業損益も3期ぶりに黒字転換の見込み。大和証券キャピタル・マーケッツでは決算を受け、業績は最悪期を脱して回復に向かっていると評価し、目標株価450円を継続する方針とした。今期の純損益計画は110億円の黒字。

コニカミノルタホールディングス(4902):3.9%安の1070円。11年3月期の連結営業利益は前期比14%増の500億円となる見通し。14日時点のブルームバーグ・データによるアナリストの予想平均値は581 億円で、会社計画はアナリスト予想を下回った。過度な業績改善期待が後退し、売り圧力が強まった。

栗本鉄工所(5602):26%安の124円と午後急落し、東証1部の値下がり率の1位。11年3月期の連結営業利益は前期比56%減の30億円と半減することで、業績警戒の売りが急増した。

ペガサスミシン製造(6262):17%高の274円で、東証1部の値上がり率1位。11年3月期の連結営業損益は4億3000万円の黒字と、前期(12億600万円の赤字)から大きく改善する見込みと午後1時に発表。国内に限定していたハイエンド機種を中国に投入することで、売上高が43%増と拡大することが利益を押し上げる。

任天堂(7974):2.6%安の2万7100円。米市場調査会社NPDグループが13日発表した4月の「Wii」の米販売台数は、前年同月比18%減の27万7200台だった。ユーロ安・円高の動きも売り材料。

日本海洋掘削(1606):13%安の3940円。11年3月期の連結営業利益は前期比58%減の47億5900万円と大幅な減益を計画。「HAKURYU-5」など海洋掘削リグの一定の整備・改修工事に伴って売上高が22%減少することなどが利益を押し下げる。

インターネットイニシアティブ(3774):17%高の24万5000円と午後に急伸。外注関連費用の削減が貢献し、午後零時に発表した10年3月期の連結営業利益は従来計画を上回った。サービス役務の継続提供から恒常的な売り上げが期待されるインターネット接続やアウトソーシングサービスが伸びることで、今期も26%増の43億円が見込まれる。東証1部値上がり率2位。

平和(6412):5.3%高の939円。エンターテインメント性の高い製品開発やシェア拡大により、11年3月期の連結営業利益は前期比2.5倍の92億円となる見込み。ブルームバーグ・データによるアナリスト2人の予想平均値66億5000万円を上回った。

カカクコム(2371):3.9%高の35万7500円。価格比較サイト「価格.com」の利用者拡大や「食べログ」の飲食店収入増加により、11 年3月期の連結営業利益は前期比27%増の69億円の見通し。シティグループ証券では、会社計画はアップサイドが期待されるとし、投資判断の「買い」を継続した。

ユニチカ(3103):9%高の85円と午後に急伸。構造改革の進展から繊維事業の黒字転換するほか、フィルムや不織布の販売増加も貢献し、11年3月期の連結営業利益は前期比35%増益の115億円が見込まれる構造改革の進展による収益力改善が評価された。

日揮(1963):4.5%高の1619円。11年3月期の連結営業利益は前期比12%増の470億円となる見込み。石油・ガス・資源開発、LNG(液化天然ガス)などの分野で設備投資が期待されることなどが寄与する。ブルームバーグ・データによるアナリストの予想平均値は467億円だった。

タチエス(7239):12%安の977円。日本や米国での売り上げ減少で3.2%減収となることが響き、11年3月期の連結営業利益は前期比4.1%減の58億円となる見通し。

エイベックス・グループ・ホールディングス(AGHD、7860):16%高の1071円。販促宣伝費などの大幅な削減から11年3月期の連結営業利益が前期比53%増の85億円になる見通し。業績改善に加え、有利子負債の削減も評価された。

武富士(8564):2.7%高の348円。貸金業法の完全施行や利息返還請求の影響から厳しい収益環境が続くと予想、11年3月期の連結営業利益は前期比77%減の77億円と計画した。ただ、ブルームバーグ・データによるアナリスト5人の予想中央値は12億円の赤字で、会社計画はアナリスト予想を上回るため、過度の業績警戒が和らいだ。

サンデン(6444):7.2%安の297円。11年3月期業績計画では、主力の自動車機器事業で中国など新興国での販売増を見込む半面、欧州地域の減収、円高の影響などで連結純利益は前期比9.3%減の40億円を予想。今期の想定為替レートは1ユーロ=120円で、ユーロの先安警戒感も売り増加につながった。

日産化学工業(4021):4.6%安の1163円。きのう午後発表した11 年3月期の連結営業利益は前期比9.7%増の210億円を見込むが、ブルームバーグ・データによる14日のアナリストの予想平均値217億円に比べ低水準。中期計画で先行投資を積極化する方針も示し、今後の利益の伸びが期待されたほどではないとの警戒も出ていた。UBS証券では、投資判断を「買い」から「中立」へ引き下げた。

三井松島産業(1518):9.4%安の173円。リデル炭鉱の自社操業体制への移行に伴う一時的なコスト増加などから、11年3月期の連結営業利益は前期比27%減の35億円と2期連続での2けた減益を計画。

日新電機(6641):5%高の506円。11年3月期の連結営業利益は前期比10%増の52億円を計画。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、会社計画は同証予想の48億円を上回るとし、投資判断「2(アウトパフォーム)」を確認。

セイコーエプソン(6724):2.5%安の1464円。クレディ・スイス証券では、セクター内でも為替による業績影響が最も大きいことやバリュエーションも割高とし、投資判断「アンダーパフォーム」を継続。

ベルーナ(9997):8.4%高の540円。販売用不動産の評価損が大幅に減少したことや媒体効率の改善などの取り組みが貢献し、10年3月期の連結営業利益は前の期に比べ3.5倍の43億3200万円を達成した。今期も34%増の58億円と業績回復が継続する見込み。

ツムラ(4540):2.1%高の2686円。午前10時開催のアナリスト説明会を経て、好業績や研究開発進展を見直す動きが強まり、午後の取引でプラスに転じた。前日の取引終了後に中期経営計画が下方修正されたことから、この日は売り気配で始まり、一時、約1年1カ月ぶりの安値を付けた。

インターニックス(2657):12%高の408円。人的資源の集中と拡販活動の積極化から、11年3月期の連結営業損益は3億5500万円の黒字(前期は1億200万円の赤字)と、3期ぶりの黒字を計画。

日清食品ホールディングス(2897):4.6%高の3180円。新世代めんの開発や北米地域の黒字転換などから、10年3月期の連結営業利益はその前の期に比べ16%増の273億円となった。11年3月期は26%増の345億円を見込む。JPモルガン証券では、投資判断を「中立」から「オーバーウエート」へ引き上げ。

コジマ(7513):4%安の724円。11年3月期の連結経常利益は55億円前後と、前期推定の60億円強を下回る見通し、と14日付の日本経済新聞朝刊が伝えた。薄型テレビや冷蔵庫の販売が伸びるが、商品単価の下落が足を引っ張るという。

東映アニメーション(4816):5.3%安の1530円。前期に映画が大ヒットとなった反動などから、11年3月期の連結営業利益は前期比40%減の14億円となる見通し。

プロパスト(3236):値幅制限いっぱい(300円)のストップ安となる23%安の980円。なお6万株超の大量の売り注文を残した。14日に民事再生手続き開始を東京地裁に申し立て、受理された。負債総額554億円、上場を維持しつつ再建を図る。リーマン・ショックに伴う景気悪化でマンション発売が落ち込み、都心の地価下落の影響で業績が悪化、資金繰りに行き詰まった。

記事についての記者への問い合わせ先:東京 長谷川敏郎 Toshiro Hasegawa thasegawa6@bloomberg.net

記事についてのエディターへの問い合わせ先:東京 大久保義人 Yoshito Okubo okubo1@bloomberg.net香港 Darren Boey dboey@bloomberg.net

更新日時: 2010/05/14 16:35 JST

 
 
 
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