3月9日(ブルームバーグ):工作機械大手、ツガミの株価が急反発。ハードディスク駆動装置(HDD)の需要拡大を受け、主力の小型自動旋盤の受注回復が続く可能性が高いとの見方が出ている。業績拡大期待から買いが優勢だ。独立系調査会社のTIWは8日付で投資判断を「中立プラス」から「ポジティブ」に引き上げた。
午前の株価終値は前日比4.2%高の467円。一時6.3%高の476円まで上げ、2007年11月以来の高値を更新した。出来高は660万4000株と、過去1年間の平均166万株を大きく上回っている。
株価はこのところ年初来高値を更新する展開で、前日までの年初来上昇率は約2倍に達した。それでも「09年12月以降、受注の回復モメンタムが加速しており、依然、上昇余地があるとみている」とTIWの高辻成彦アナリストは8日付リポートで述べている。
リポートによると、第3四半期(09年10-12月)の連結営業利益は1億1000万円と、4四半期ぶりに黒字転換した。第3四半期の受注高は56億円と、工作機械業界の中ではいち早く回復、10年1月はリーマンショック前のピークである07年12月の水準まで戻した。中国でローエンド機種の生産強化に踏み切り、低価格での供給を可能にしたことなど要因として挙げられるという。
TIWでは、10年3月期の売上高は140億円(会社側計画は130億円)を予想。11年3月期は280億円と今期予想比倍増と試算している。
また、日本工作機械工業会はこの日午後3時に2月の受注統計を発表する予定。
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更新日時: 2010/03/09 11:40 JST