【個別銘柄】ホンダ、DNA、キヤノン、花王、セガサミー、日立金
10月28日(ブルームバーグ):材料銘柄の値動きは以下の通り。
ホンダ(7267):終値は前日比3.3%高の2940円。一時2985円まで上げ、8月31日以来、約2カ月ぶりの高値水準を回復した。日本や中国での四輪車販売やコスト削減が想定を上回っているとし、2010年3月期の連結純利益予想を従来の前期比60%減から一転13%の増益に上方修正した。収益体質の改善を評価した買いが入った。
ディー・エヌ・エー(2432):16%高の28万5200円で、東証1部市場の値上がり率1位。4-9月期決算は減益だったが、これまで手薄だったゲーム事業を強化していく方針が評価され、中長期の業績拡大を見越した買いが先行した。
花王(4452):4.2%安の2060円。中高価格帯の化粧品販売低迷に加え、為替相場の想定以上の円高を受け、10年3月期の連結純利益予想を410億円と、従来予想から27%減額した。ドイツ証券は27日、投資判断を「買い」から「中立」に引き下げた。
キヤノン(7751):3.4%安の3460円。一時4.5%安の3420円と、約5カ月ぶりの下落率を記録した。事務機の不振や円高が響き、7-9月期の連結純利益は7四半期連続の減益となった。デジタル一眼レフカメラの好調を理由に一部で期待された通期予想の増額修正も見送られ、売りに押された。
セガサミーホールディングス(6460):4.7%高の1306円。4-9月期の連結純損益は63億円の赤字になったようだと発表した。パチスロの販売台数が想定を上回ったことや価格の上昇により、従来予想に比べ赤字幅が82億円縮小した。
小糸製作所(7276):4.3%高の1315円。国内外でのエコカー減税実施などを受け、環境対応車向けを中心にヘッドランプの販売が回復傾向にあり、10年3月期業績予想を上方修正した。未定としていた中間配当金の実施も決めたため、収益環境の改善を評価した買いが先行。
シマノ(7309):6.9%安の3660円。自転車製品の在庫調整はほぼ完了したが、製品出荷が依然落ち込んでおり、09年12月期の連結営業利益は前回予想を18%下回る200億円の見通しとなった。
レオパレス21(8848):16%安の528円とストップ安(制限値幅いっぱいの下落)。10年3月期の連結純損益予想を191億円の赤字に下方修正した。従来予想は87億円の黒字。賃貸事業で入居率の回復が遅れている上、海外子会社で為替差損が発生したことなどが響く。
日立建機(6305):3.1%安の2220円。4-9月期の業績は会社予想を若干上回ったが、日興コーディアル証券エクイティ部の西広市部長は、在庫調整や業績の回復は「予想の範囲内」で、株価には目先の上昇局面で織り込み済みと話していた。
森永乳業(2264):3.8%高の439円。主力製品である牛乳やチーズの販売が好調なほか、値上げによる採算改善や輸入チーズ価格の低下も背景に、10年3月期の利益予想を上方修正した。利益水準の向上を評価した買いが先行した。
信越ポリマー(7970):7.3%高の590円。一時11%高の612円まで上げ、7月29日(12%)以来の上昇率を記録した。半導体関連製品の受注回復傾向、固定費の削減などで今期(2010年3月期)連結営業利益は増益を確保する見通しを発表、過度の業績懸念が和らいだ。
オービック(4684):7.4%高の1万5140円。企業のIT(情報通信)化投資抑制が続き主力のSI事業は苦戦しているが、経費圧縮などで販売管理費を下げ、収益性を高めている。4-9月期の純利益が会社計画を上回ったことを受けて買いが膨らんだ。
日立金属(5486):6.4%安の859円と4日続落。コストの追加削減で売り上げ低迷を補い、4-9月決算は事前計画をほぼ確保した。ただ、通期営業利益予想を据え置いたため、失望売りに押された。
大同工業(6373):5%安の151円。10年3月期の連結最終損失が6億円と、従来予想(3億5000万円)から赤字幅が拡大する見通しと発表した。二輪車メーカーを中心に受注状況は厳しいとしている。
テイ・エス・テック(7313):4.2%高の1833円。北米や国内で受注台数が増加しており、10年3月期の連結最終利益は従来予想比42%増の58億円の見通しになった。
東プレ(5975):8.5%高の814円。エコカー減税による需要の底上げ効果などで、10年3月期の連結純利益は従来予想比12%増の19億円を見込むことにした。
日立キャピタル(8586):5.2%高の1171円。業務運営費の削減などを受け、10年3月期の業績予想を上方修正、連結純利益は従来予想比21%増の62億1000万円の見通しになった。
グンゼ (3002):8.4%安の372円。午後1時20分に発表した10年3月期業績予想の下方修正を受けて売りが膨らんだ。アパレル事業が低調に推移しているうえ、機能ソリューション事業も本格的な需要回復には時間がかかるとみて、連結営業利益は前期比29%減の30億円を見込むことにした。従来予想は40億円だった。
良品計画(7453):2.4%安の4130円。JPモルガン証券は27日付で、投資判断を「オーバーウエート」から「中立」に引き下げた。
日信工業(7230):2.1%高の1380円。中国の四輪車用部品や東南アジアでの二輪車用部品の売上高が計画を上回っている上、コスト削減効果もあり、10年3月期の連結純利益は従来予想比3.2倍の16億円の見通しになったと発表した。
記事に関する記者への問い合わせ先:東京 常冨 浩太郎 Kotaro Tsunetomi ktsunetomi@bloomberg.net
更新日時: 2009/10/28 16:19 JST