イタリア行くならこの穴場がお勧め:景観に料理、プラダの買い物も
7月28日(ブルームバーグ):夏にイタリアを旅行するということは、ジョットやティントレットの絵画を数分間だけ見るために何時間も列に並んで待つことではない。レンタカーに乗り、渦巻きのような急カーブに胃が耐えられれば、観光客が比較的少ないアドリア海沿岸にあるマルケ州を楽しむことができる。
マルケ州では、ルネサンス期の巨匠が描くのにふさわしい景観や丘の上に立ち並ぶ美しい町を見ることができる。オリーブのフライ、クリーミーな生ハムやラザニアも食べられるし、その上、アウトレットでショッピングもできる。
わたしは小さい町アマンドラから数マイル離れたところにある美しく修復された農園「ラ・クエルチェタ」に滞在した。大きい石造りの家の中にある部屋は広く、快適な内装が施されている。パートナーとわたしは寝室が2つあり台所も付いた近くの家を借りた。以前は豚小屋だったという。
オーナーのジョバンナ・ガルビアティ氏の自慢は、朝食に出るトルタ(ケーキ)だ。前もって伝えておけば、地元の卵パスタやジューシーなラム肉などの夕食も食べられる(魚介類のレストランは沿岸部にあり、内陸部では肉が主食だ)。
アマンドラ自体では、町の一番高い所にホテル・パラディソがある。ホテルの中には素晴らしいレストランがあり、他のレストランでもそうなのだが、自家製パスタが食べられる。もっと素朴な料理が食べたい時は、昔ながらのピザ・レストラン「ベラ・ナポリ」に行くと、冷蔵庫に数種類の地元産の赤ワインも常備されている。
丘の上の村
マルケ州には美しく保存された丘の上の村がある。車で出かけるとそのいくつかが遠くから見えるが、それぞれに魅力がある。
靴の博物館へ行こうとサンテルピーディオ・ア・マーレまで車を走らせていると、海を眺められるテラス付きの美しいレストラン「イル・メログラノ」を発見した。地元の名物料理であるオリーブのフライ(オリーブに肉とチーズを詰め、衣をつけて揚げたもの)や、生クリームや子牛の肉などでできた地元のラザニアを食べるのにうってつけの場所だ。
博物館には重要な地場産業が反映されている。地域の繁栄は農園だけでなく衣料品工場にも由来する。展示物は中国の昔の風習である纏足(てんそく)からディスコシューズに至るまで履物の歴史をたどっており、中には有名な靴(フェラガモの1947年の「透明サンダル」)や、ローマ法王など著名人の靴もある。
一方、町の外にあるプラダ、トッズやロベルト・ボッティチェリなどの大型アウトレットには、博物館ではとても考えられない大量の人が押し寄せる。(クレイグ・セリグマン)
(セリグマン氏はブルームバーグ・ニュース向けに芸術とレジャー関連記事を寄稿しています。この記事の内容は同氏自身の見解です)
ラ・クエルチェタ:{http://www.laquercetadimarnacchia.it.}ホテル・パラディソ: { http://www.sibillinihotels.it.}レストラン・イル・メログラノ: {http://www.ristoranteilmelograno.it.}
翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先:東京 亀山 律子 Ritsuko Kameyama rkameyama@bloomberg.net Editor:Masami Kakuta、Keiko Kambara記事に関する記者への問い合わせ先:Craig Seligman at cseligman@bloomberg.net.
更新日時: 2010/07/28 16:51 JST