Updated: Tokyo  2010/09/03 05:34  |  New York  2010/09/02 16:34  |  London  2010/09/02 21:34
 

性機能障害で治療薬服用の男性、HIVなどの感染率高い-米調査

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7月5日(ブルームバーグ):性機能障害を治療するため米ファイザーの「バイアグラ」や米イーライリリーの「シアリス」を服用している40歳以上の男性は、性感染症に感染する可能性が高くなる-。米ハーバード大学の調査でこうした結果が示された。

性機能障害治療薬を使っている男性はその服用開始前後で、性感染症、特にエイズウイルス(HIV)に感染する可能性が服用しない人に比べ、3倍程度高くなるとの調査結果が、医学誌アナルズ・オブ・インターナル・メディシンに掲載された。感染率が高くなるのは、こうした薬を服用している男性の習慣や気質が、より大きく関係している可能性が高いという。

調査論文の主執筆者で、マサチューセッツ総合病院とハーバード大医学校で内科を専門とするアヌパム・ジェナ氏は、独バイエルの「レビトラ」を含め性機能障害治療薬を服用している男性が、使っていない男性に比べ安全でないセックスに関与する公算が大きいことを調査結果は示唆していると説明。性感染症は若年層にずっと多いものの、中年以上の感染率も上昇しているという。

ジェナ氏は、「若者層の方が中年層と比べ性交渉のパートナーが多いが、中年層がコンドームを使用しないという意味において、セックスの実際的な安全性は恐らく中年層の方が低い」と指摘する。

米疾病対策センター(CDC)によれば、米国では毎年、約1900万人が新たに性感染症に感染している。そのほぼ半分が15-24歳。ただ、HIVもしくはエイズと新たに診断された者の最も大きな部分を占めているのが40-49歳で、2007年時点で27%だという。50-59歳は13%、60歳以上は4%。

研究者らがこれら性機能障害治療薬を服用している患者と未使用の男性を比較したところ、服用者の感染率の方が高く、服用前1年では10万人当たり214人が性感染症にかかり、服用していない男性に比べ感染リスクが2.8倍だった。服用後1年間ではやや低くなり、感染リスクは2.65倍。

HIV感染率では、服用者の感染リスクは服用前1年間で3.32倍、服用後1年間で3.19倍と高かった。

翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先:東京 笠原文彦  Fumihiko Kasahara fkasahara@bloomberg.net Editor:Yoshito Okubo記事に関する記者への問い合わせ先:Nicole Ostrow in New York at nostrow1@bloomberg.net.

更新日時: 2010/07/06 06:00 JST
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