グローバル・ストックマーケット・サマリー【アジア・太平洋編】
2月26日(ブルームバーグ):アジア・オセアニア各株式市場の動きは以下の通り。
【香港株式市況】
香港株式相場は3日ぶりに反発。月間ベースでは昨年10月以来で最大の上げとなった。
ドイツ銀行が買いを推奨した中国の携帯電話サービス大手、チャイナ・ユニコム(中国聯通、762 HK)が上げを主導した。インターネット上のチャットサービスを提供する中国の騰訊(テンセント・ホールディングス、700 HK)も業績期待から買われた。
ユニコムは7.6%高とハンセン構成銘柄中で最大の上げ。同じくドイツ銀が買い推奨した固定電話大手のチャイナ・テレコム(728HK)も3.3%上昇した。
テンセントは1.9%上昇。中国でオンラインゲーム3位のネットイーズ・ドット・コム(網易)の2009年10-12月(第4四半期)決算が市場予想より好内容だったことから連想買いが膨らんだ。
ハンセン指数は前日比209.13ポイント(1%)高の20608.70で終了。同指数を構成する42銘柄中下落は5銘柄のみ。前週末比では3.6%上げ、昨年12月4日までの週以来で最大の上昇だった。2月の上昇率は2.4%となった。ハンセン中国企業株(H株)指数は前日比1.4%高の11543.73。
香港最大の航空会社、キャセイ航空(293 HK)は、提携先の中国国際航空の貨物部門に17億元(約220億円)を出資するとの発表を手掛かりに2.1%高。玩具や衣料を米ウォルマート・ストアーズなどに供給する香港のリー・アンド・ファン(494 HK)は英ビサージ・グループ買収で合意したことを好感し1.1%高となった。
【中国株式市況】
中国株式市場で、上海総合指数は3日ぶりに反落。月間ベースの上げ幅を縮めた。前日の原材料価格下落で資源株が下落した。
中国最大の銅生産会社、江西銅業(600362 CH)は1.8%安。アルミニウム生産で国内最大の中国アルミ(チャルコ、601600 CH)は1.3%下げた。同国の製鉄最大手、宝山鋼鉄(600019 CH)も1.7%下落した。
一方、中国最大の小型トラック輸出企業の傘下、安徽江淮汽車(600418 CH)は増益を受けて4.1%上昇し、自動車株の上げを主導した。上海市場で取引初日の華泰証券(601688 CH)は5.3%高で引けた。
上海証券取引所の人民元建てA株と外貨建てB株の双方に連動する上海総合指数は前日比8.68ポイント(0.3%)安の3051.94。今月は2.1%高となった。上海、深セン両証取のA株に連動しているCSI300指数は前日比0.3%安の3281.67。
精熙投資管理のファンドマネジャー、王征氏は「投資家は融資引き締め観測とその経済への影響について頭を悩ませており、年内はレンジ取引となる公算が大きい」と指摘。「株価下落が行き過ぎとなったときだけに好機が訪れるだろう」との見方を示した。
【インド株式市況】
26日のインド金融市場では、株式相場と通貨ルピーが上昇した。インドのムカジー財務相がこの日、16年ぶり高水準にある財政赤字の削減に取り組む一方で、道路や橋、発電所などへのインフラ投資を増やすとを表明したことが好感された。
ボンベイ証券取引所のセンセックス30種株価指数はこの日、前日比175.35ポイント(1.1%)高の16429.55と、3週間ぶり高値で引けた。月間ベースでは0.4%上げた。
ルピーはドルに対して0.6%高の1ドル=46.12ルピーと、7週間で最大の上げとなった。年初来上昇率は0.9%と、円を除いたアジアの主要10通貨の中で最大の値上がりとなっている。
インド政府は来年度(10年4月-11年3月)の財政赤字を対国内総生産(GDP)比で5.5%と、今年度の6.9%から引き下げる方針を打ち出した。ムカジー財務相は「さほど遠くない将来に」10%の経済成長率を達成するため、インフラ投資拡大を表明した。
ミラエ・アセット・ファイナンシャル・グループ(ムンバイ)の株式部門責任者、ゴパル・アグラワル氏は、「成長重視の予算案で、個人の可処分所得も増える内容だ。これが消費を喚起するだろう」と述べ、「株の買い時を探るつもりだ」と付け加えた。
個別銘柄では、インド最大の銀行、インドステイト銀行(SBININ)が3.2%高の1974.30ルピーと、昨年11月9日以来の大幅高となった。自動車株も総じて高い。スポーツ型多目的車(SUV)とトラクター生産で国内最大手のマヒンドラ・アンド・マヒンドラ(MM IN)は5.3%高の1007.75ルピーで引けた。
【オーストラリア株式市況】
ASX200指数は前日比43.6ポイント(1%)高の4637.7。
【韓国株式市況】
韓国総合株価指数は前日比7.07ポイント(0.5%)高の1594.58。
【台湾株式市況】
加権指数は前日比9.14ポイント(0.1%)高の7436.10。
【シンガポール株式市況】
ST指数は前日比1.71ポイント(0.1%)高の2750.86。
【マレーシア株式市況】
26日のマレーシア株式市場はムハンマド聖誕祭の祝日で休場。取引は3月1日に再開される。
【タイ株式市況】
SET指数は前日比4.27ポイント(0.6%)高の721.37。
【インドネシア株式市況】
26日のインドネシア株式市場はムハンマド聖誕祭の祝日で休場。取引は3月1日に再開される。
【フィリピン株式市況】
フィリピン総合指数は前日比12.49ポイント(0.4%)高の3043.75。
更新日時: 2010/02/26 23:06 JST