日立:仏独高速鉄道で新幹線の受注獲得目指す-TGVなどに対抗
11月26日(ブルームバーグ):日立製作所が、フランスの高速鉄道車両の製造入札に参加することが分かった。同国のTGVに対抗し、世界最大の欧州鉄道市場で新幹線の受注獲得を目指す。
日立の欧州鉄道部門の営業責任者、マック・モトラギ氏は、同社がフランスでTGVに替わり最新型の新幹線を提供すると述べた。TGVは仏鉄道車両製造大手アルストムが製造し、国営鉄道会社SNCFが運営している。現在日立が欧州の高速鉄道で車両を納入しているのは英国のみ。
モトラギ氏はインタビューで、「非公式な協議を行っている」とし、「フランス市場は常にアルストムの独壇場で、われわれが勝てるチャンスはそれほど大きくないかもしれない。だが、欧州で本格的に鉄道事業を展開するためには入札に参加する必要がある」と語った。
また同氏は、SNCFが新車両の製造コストについて懸念を示しており、これが日立の仏市場参入を後押しする可能性があると指摘。SNCFは来年、入札参加を募る見込みだと付け加えた。日立はこのほか、ドイツでも高速鉄道ICEの旧型に替わる車両で受注獲得を目指す。ICEは、欧州最大のエンジニアリング会社である独シーメンスが製造している。
モトラギ氏は「日立が欧州で積極的なのは明白で、複数の鉄道運営会社から打診を受けている」とし、「高速鉄道は欧州全体で速いペースで拡大しており、われわれもそれにかかわりたいと考えている。非常に現実的な話だ」と述べた。
翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先:ニューヨーク 森 茂生 Shigeki Mori smori1@bloomberg.net Editor: Shigeru Chiba記事に関する記者への問い合わせ先:Chris Jasper in London at cjasper@bloomberg.net
更新日時: 2009/11/26 03:55 JST