Updated: Tokyo  2010/09/03 05:37  |  New York  2010/09/02 16:37  |  London  2010/09/02 21:37
 

キヤノン:4-6月純利益は4.3倍-一眼レフ販売好調(Update2)

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7月27日(ブルームバーグ):デジタルカメラ世界最大手のキヤノンの4-6月期(第2四半期)の連結純利益は前年同期に比べて4.3倍となった。レーザープリンターなど事務機の回復や一眼レフカメラなどデジタルカメラの販売好調が寄与した。

  同社が27日発表した決算短信によると、4-6月期の連結純利益は676億円だった。ブルームバーグ・ニュースが算出したアナリスト3人の予想中央値580億円を上回った。

4-6月期の売上高は同22%増の9704億円だった。事務機やデジカメの好調のほか、連結子会社化した蘭オセ社やポーランドのオプトポル社も売り上げを押し上げた。営業利益は同2.5倍の1134億円。円高進行で320億円マイナスの影響が出たが、販売増加やコスト削減でカバーした。

  事務機事業では、カラーネットワーク複合機の販売台数が39%、モノクロネットワーク複合機が21%それぞれ伸びた。レーザープリンターも流通在庫の調整などで低迷した前年同期からほぼ倍増となった。一眼レフの好調により、デジカメ全体の販売数量は前年同期から9%伸びた。

  野村証券金融経済研究所の和田木哲哉アナリストは決算前、第2四半期についてはカメラや事務機の販売が好調だったことを指摘し、「今後、円高ユーロ安の影響を本業の好調でどのくらいカバーできるかどうかが注目される」と話した。

        一眼レフ今期販売計画を上方修正

  今期(2010年12月期)の一眼レフ販売計画は前回予想から60万台上方修正し、前期比24%増の550万台とした。コンパクトカメラは予想を維持し、デジカメ全体での販売計画は同10%増の2650万台とした。前回予想は2590万だった。

  会見した田中稔三副社長は、世界景気の動向について「欧州での急激な景気回復は難しい。米国は欧州に比べると速やかに回復するのではないか」との見方を示した。また、為替相場でユーロ安円高基調となっていることに関しては「ユーロも回復の兆しが見えてくれば買われるだろう。一時避難的な円の買われ方が止まれば、正常な為替レートに戻るのではないか」との考えを示した。

今期の連結業績予想は据え置く。純利益が前期比82%増の2400億円、営業利益は同66%増の3600億円をそれぞれ見込む。円高の影響が利益を押し下げるが、コスト削減、事務機やデジタルカメラの数量増加などが奏功する。売上高は同17%増の3兆7500億円を計画する。

  ただ直近の円高基調を考慮し、下期の想定為替レートは1ユーロ=110円(従来は125円)に変更した。ドルは従来通り90円を据え置いた。キヤノンの海外売上高は前期実績で全体の約8割を占める。

関連ニュースと情報:キヤノンの業績関連日本語記事:

記事に関する記者への問い合わせ先:東京 白木 真紀 Maki Shiraki mshiraki1@bloomberg.net

更新日時: 2010/07/27 18:05 JST
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