サッポロ:米高級ビールブランドと提携・買収交渉-戦略投資枠活用も
7月14日(ブルームバーグ):国内ビール4位のサッポロホールディングスが、米国のプレミアムビールブランドと提携・買収交渉を進めていることが明らかになった。国内市場の伸びが期待しにくい中、北米市場の事業拡大を狙う。
サッポロHはプレミアムビールブランドの2、3社と交渉を重ねている。北米でのブランドは、サッポロと2006年に買収したスリーマンがあるが、持田佳行取締役は13日のインタビューで「プレゼンスを広げるためにもう1つのブランドが欲しい」と述べた。現在は650億円の戦略投資枠があり、交渉がまとまれば投資枠を活用する可能性がある。
サッポロHの米国での輸入ビールのシェアは17、18位。日本のブランドでは25年近く首位を維持している。国際酒類事業の今期(2010年12月期)売上高予想は260億円と全体の6.6%程度に当たる。来期(11年12月期)売上高は275億円、6.8%まで伸ばす方針だ。サッポロH株の13日終値は384円。1日には今年最安値の372円を付けた。
独立系調査機関TIWの佐藤謙三シニアアナリストは、サッポロHの買収計画について「利益を出している北米でプレミアムビールに特化するのであれば評価できる。生産設備共有などシナジーも見込めるのではないか」と述べた。サッポロHは海外事業強化を目標にしているが、アジアで中国に行く力はなくオセアニアもキリンビールが握り、東南アジアでベトナム企業への出資を決めていると分析した。
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更新日時: 2010/07/14 00:00 JST