1月19日(ブルームバーグ):好きな食べ物を前に「ノー」と言うのは、女性よりも男性の方が得意のようだ。
米国科学アカデミーの機関誌、米国科学アカデミー紀要(PNAS)に19日掲載された調査結果によると、女性と男性の前に好物を置き、味見させ、香り立つよう暖めた後、それを食べたいという気持ちを抑えるよう指示すると、男性の方が対処がうまいことを示唆する脳スキャンの結果が示された。
調査リポートを執筆した米ブルックヘブン国立研究所のジーンジャック・ワン氏は結果について、ダイエット中の女性の方が男性よりも好物を前に食欲を抑制するのが困難であることを意味するかもしれないと指摘した。その仕組みを一段と理解すれば、米国で増え続ける肥満の問題解決につながるかもしれない。
ワン氏は16日の電話インタビューで、「肥満については何とかしなければならないのに、脳がどう作用しているのかが不明で大きな効果を上げられないことが問題だ」と語り、「今回の研究は人間がいかに脳を管理できるかを調査するためだった」と説明した。米疾病予防管理センターによれば、米国人女性の約35%、男性の33%が肥満。
この調査では、22歳から48歳までの男性10人と女性13人に17-19時間絶食させてから、好物を見せて味見させた後、空腹感を抑えるよう指示。食べたいという欲求を抑えるには食物のことをまったく考えないか、別のことを考えるように指示したところ、男女ともに空腹感が減退したと報告した。ただ、それを裏付ける内容のスキャン結果を示したのは男性の脳のみだった。
翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先:東京 蒲原桂子 Keiko Kambara kkambara@bloomberg.net Editor: Fumihiko Kasahara記事に関する記者への問い合わせ先:Elizabeth Lopatto in New York at elopatto@bloomberg.net .