6月24日(ブルームバーグ):24日の日本株相場における材料銘柄の値動きは以下の通り。
昭和シェル石油(5002):終値は前日比6.1%高の1043円。2010年にサウジアラビアで小規模な太陽光発電所を建設する。国営石油会社サウジアラムコと共同で太陽光発電事業に参入し、将来的には合弁会社を設立し、ほかの新興国にも事業展開する計画。地球温暖化対策で世界的に石油やガソリン需要の減少が見込まれる中で、環境に配慮した太陽光発電を新たな収益源に育てる。
ボーイング関連:大阪チタニウムテクノロジーズ(5726)が5.5%安の3430円、東邦チタニウム(5727)が3.4%安の1568円、東レ(3402)が1.3%安の454円など。米ボーイングは23日、次世代中型旅客機787(ドリームライナー)の初飛行を延期、航空会社への納入時期も向こう数週間未定と発表、初飛行は30日を目標にしていた。同機向けチタンや炭素繊維の納入遅れによる業績先行き懸念が浮上した。
エンプラス(6961):13%高の1415円と高値引け。07年10月19日以来の高値を更新した。将来の普及が期待されるLED(発光ダイオード)の光を拡散できる特殊レンズモジュールの納入先が増えており、収益寄与を期待した買いが入った。このほかLD関連では、豊田合成(7282)、昭和電工(4004)、スタンレー電気(6923)なども高い。
東京製鉄(5423):4.7%高の1183円。ゴールドマン・サックス証券は23日、新規に投資判断「買い」で調査を始めた。利益成長期待が高く、潤沢なキャッシュを保有する点も評価できるとしている。
ソフトバンク(9984):6.4%高の1814円。午後に急伸した。同社の孫正義社長は24日、都内で開いた定時株主総会で、負債返済計画の節目となる11年度と14年度にさらなる増配を行う意向を示した。
資源株:住友金属鉱山(5713)が2%高の1353円となるなど軒並み上昇。東証業種別33指数の値上がり率1、2位を非鉄金属と石油・石炭製品が占めた。ドル安を背景に代替投資としての商品の魅力が高まり、前日のニューヨーク原油先物相場が前日比2.6%高と反発。金や銅先物相場といった商品相場も軒並み上昇したため、販売価格の上昇など収益押し上げ期待が高まった。
伊藤忠テクノソリューションズ(4739)(CTC):3.8%安の2655円。KBC証券は23日、投資判断を「ホールド」から「売り」に引き下げた。担当の上出浩史アナリストは、「IT投資の低減でハードウエアの更新が進まず、将来的なぜい弱性が増している。これが粗利益率を下げるリスク要因だ」と指摘。
日本精工(6471):8.4%高の479円。モルガン・スタンレー証券は23日、投資判断を「オーバーウエート/アトラクティブ」、目標株価を650円でカバレッジを開始した。担当の井原芳直アナリストは「生産底打ちによる業績回復確度の高さは株価に織り込まれていない」と評価。
象印マホービン(7965):6.8%高の188円。オーブントースターなど電気調理製品の販売が好調に推移するなか、今後は炊飯ジャーの新製品投入効果や経費削減も寄与するとして、09年11月期の利益計画を上方修正した。利益水準と比較した株価水準の上昇を見込んだ買いが入った。売買高は133万株と、02年3月の272万株以来の高水準。
セブン&アイ・ホールディングス(3382):2.2%安の2230円。フランチャイズチェーン(FC)加盟店に弁当などの値引き販売を不当に制限したとして、独占禁止法違反で公正取引委員会から排除命令を受けたセブン-イレブン・ジャパンは、加盟店が食品を廃棄する際の廃棄ロス原価の15%を会社側が負担する加盟店支援策を発表した。
ラオックス(8202):36%高の99円、一時1年半ぶりに100円大台を回復した。24日付の日本経済新聞朝刊は、同社が中国の家電量販店最大手の蘇寧電器集団(南京市)の傘下に入ることで基本合意したと報じた。ラオックスは24日朝、この報道について「当社が公表したものではない」としながらも、「業務資本提携について計画していることは事実」との声明を発表。
メガチップス(6875):8.4%高の2190円。一時2200円と07年11月以来の高値を更新した。みずほ証券は23日、投資判断を新規に「1(強い買い)」で調査を開始した。
イオンファンタジー(4343):3.6%高の803円。24日付の日本経済新聞朝刊は、同社の09年3-5月期の単独営業利益は前年同期比約50%増の4億6500万円前後になったもよう、と報道。遊戯機械を体験型に切り替えて家族需要を取り込み、既存店売上高が期初計画を上回ったとみられるとしている。
ニフコ(7988):7.6%高の1446円。いちよし経済研究所は23日、投資判断を「割安」から「極めて投資妙味あり」に上げた。
fonfun(2323):27%高の237円。同社が提供する「リモートメール」がNTTドコモの携帯電話端末に搭載され、24日から発売されると発表した。
オンコセラピー・サイエンス(4564):14%高の17万400円。24日付の日経産業新聞は、同社が10年末にもすい臓がん向け治療用ワクチン「OTS102」の承認を申請すると報じた。
パナソニック(6752):1.8%高の1290円。ドイツ証券は23日、投資判断を「ホールド」から「買い」に、目標株価を1200円から1600円に引き上げた。各種の構造改革措置、固定費削減策が奏功、今期下期からの収益回復が見込まれるなどの見方に基づく。
ネットワンシステムズ(7518):5.6%高の16万6900円。大和総研は23日、投資判断を「3(中立)」から「2(アウトパフォーム)」に引き上げた。
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