6月17日(ブルームバーグ):17日の日本株相場における材料銘柄の終値は以下の通り。
環境関連株:明電舎(6508)が値幅制限上限となる前日比80円(16%)高の577円、日本電工(5563)が14%高の744円、ジーエス・ユアサ コーポレーション(6674)が12%高の1180円、新神戸電機(6934)が18%高の1199円など。野村アセットマネジメントは今月24日に追加型投資信託「野村RCM・グリーン・テクノロジー・ファンド」を設定する。当初募集額の上限は1200億円となっており、環境負荷を下げる技術を有する企業群に先回り的に買いが入ったようだ。
ボーイング関連:川崎重工業(7012)が9.5%高の278円、大阪チタニウムテクノロジーズ(5726)が4.3%高の3890円、ナブテスコ(6268)が2.9%高の970円など。米ボーイング民間航空機部門のスコット・カーソン最高経営責任者(CEO)は、新型航空機「787ドリームライナー」は現在技術点検中で、月末までに初飛行に踏み切る意向を16日示した。同機製造に携わる日本の関連銘柄に買いが入った。
ダヴィンチ・ホールディングス(4314):5.9%高の2万1700円。17日付の日本経済新聞朝刊は、大和証券グループ本社(8601)がダヴィンチHD系列の不動産投資信託(REIT)、DAオフィス投資法人(8976)に100億円出資して傘下に収めると報道。ダヴィンチHDのREIT運用会社、ダヴィンチ・セレクト社を数十億円で買収するとも伝えた。大和証券Gは0.5%高の650円、DAオフィスは値幅制限の上限に当たる3万円(15%)高の22万6900円で比例配分。
住友林業(1911):11%高の773円と急反発。モルガン・スタンレー証券が16日付で、投資判断を「イコールウエート」から「オーバーウエート」に、目標株価を630円から810円に引き上げた。
大和ハウス工業(1925):4.3%高の981円。モルガン・スタンレー証券が16日付で、目標株価を730円から1050円に引き上げた。
積水ハウス(1928):3.2%高の982円。モルガン・スタンレー証券が16日付で、投資判断を「イコールウエート」から「オーバーウエート」に、目標株価を720円から1160円に引き上げた。
三井金属(5706):6.4%高の248円。17日付の日経新聞朝刊によると、亜鉛価格が想定より1トン当たり100ドル程度上回って推移しているうえ、為替の円安も追い風で、今期(10年3月期)の鉱山・基礎素材部門の営業損益は従来予想の15億円の赤字からゼロ(前期は96億円の赤字)まで改善しそう。持ち分法投資損益も従来予想を9億円上回りゼロとなりそうだ、と伝えている。
日本配合飼料(2056)など飼料株:日配飼が4.2%高の125円、日本農産工業(2051)が2.1%高の246円など。17日付の日経新聞朝刊によると、全国農業協同組合連合会などは家畜の餌となる配合飼料を7-9月期に値上げする方針を固めた。主原料のトウモロコシの国際価格の上昇分などを製品に転嫁する。全農のほか日配飼、農産工なども値上げすると伝えている。
水産卸株:東都水産(8038)が17%高の168円、築地魚市場(8039)が12%高の154円と急伸したほか、中央魚類(8030)、大都魚類(8044)も高い。水産卸4社の10年3月期業績はそろって連結営業黒字になる見通し、と17日付の日経新聞朝刊が報じた。前期に発生した冷凍マグロなど水産物の在庫評価損が減るほか、販売価格が仕入れ価格を下回る逆ざやの解消も進み採算が改善、人件費や物流費の抑制も寄与するという。
セイノーホールディングス(9076):6.6%高の776円と急反発し、約1年半ぶりの高値を回復した。グループ内外で輸送体制の最適化を検討、輸送効率を高める努力をしている。費用削減などもあり輸送事業の収益改善が見込まれるため、継続的に買いが入った。
ジュピターテレコム(4817):4%高の7万3400円と続伸。関西地区における「おとくプラン」の投入などで、CATVの加入者数が足元で伸びている。地上デジタル放送への完全移行をにらみ事業機会も広がるとみられ、今後の収益拡大が期待された。
ジャパン・オフィス投資法人(8983):10%安の9万8300円と大幅続落。賃料収入減や金融コスト増などによる収益悪化を背景に、今期(09年10月期)の1口当たり分配金を従来予想から56%減額修正したことが嫌気された。
名村造船所(7014):7.4%高の609円と急反発。10年3月期の連結純利益予想を従来予想から25%増額し、前期比85%増の55億円に修正した。子会社が受け取る発注者からの解約料を上乗せした。新しい予想EPS(1株当たり純利益)に基づくPER(株価収益率)は5倍と、40倍台の市場平均を大幅に下回るため、割安な株価水準訂正に向けて買いが優勢に。
アルデプロ(8925):14%安の1202円と大幅続落。過去の決算で、一部の営業取引について会計処理の修正を要する可能性があることが判明。事実関係の詳細や経緯などを調査するため、調査委員会の設置を決定したと発表。
キリンホールディングス(2503):4.4%高の1265円。JPモルガン証券が16日付で、投資判断を「中立」から「オーバーウェート」に、目標株価を1100円から1500円に引き上げた。
宇部興産(4208):8.1%高の253円。ナイロン原料の「カプロラクタム」の市況が回復、化成品樹脂事業の採算改善が期待された。UBS証券では16日付で、投資判断を「中立」から「買い」に、目標株価を190円から320円に引き上げた。
キングジム(7962):2.5%高の751円。09年6月期の連結営業利益予想を従来予想から49%増額し、前期比65%減の6億4000万円に修正した。デジタルメモ「ポメラ」の販売好調に加え、販売管理費の削減が寄与する。
アドヴァン(7463):4.7%高の513円。20万株(発行済株式数の0.7%)、1億円を上限とする自社株買いを実施すると16日に発表。取得期間は6月17日から10年3月末まで。
アコーディア・ゴルフ(2131):1.3%高の7万6400円。5月の全ゴルフ場売上高は前年同月比1.1%減の81億3500万円にとどまったが、入場者は同5.1%増の72万人に増えた。
ソルクシーズ(4284):1.7%高の482円。17日午前8時45分に固定価格取引での自己株式取得を実施した。取得価格は16日終値の474円、取得株数は21万株(発行済株式数の1.6%)。
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