7月3日(ブルームバーグ):3日の材料銘柄の値動きは以下の通り。
セブン&アイ・ホールディングス(3382):終値は前日比5%安の2190円。一時8%安の2120円と4月28日以来の安値を付けた。第1四半期(2009年3-5月)の連結純利益は前年同期比28%減の237億円。景気低迷が続く中、スーパーストア、百貨店事業の売り上げが不振だった。消費低迷による業績の先行き不安が台頭し、売りが先行した。
エーザイ(4523):4.6%安の3310円。主力のアルツハイマー型認知症治療薬「アリセプト」の小児向け開発計画について、米食品医薬品局(FDA)から臨床試験の実施要請書を発行しないとの連絡を受けた。半年間の優先権延長が受けられなくなったことで売りが増加。日興シティグループ証券は2日、投資判断を「1(買い)」から「3(売り)」に引き下げた。
CSKホールディングス(9737):3.6%高の465円。アント・コーポレートアドバイザリー(ACA)をスポンサーとする資本増強で基本合意した、と前日に発表。ACAが設立する特別目的会社(SPC)を引受先として、9月末をめどに150億円を超える規模の優先株を発行する。財務安定化を期待した買いが優勢になった。
イオンクレジットサービス(8570):3.4%安の1211円。ゴールドマン・サックス証券は2日、「カードショッピングは消費低迷による影響が大きく、当面、株価上昇カタリストに乏しい」などと指摘し、投資判断を「中立」から「売り」に引き下げた。
ミヤチテクノス(6885):15%高の754円ストップ高となり、08年11月7日以来の高値を更新。3日付の日本経済新聞朝刊で、10年6月期の連結営業損益が前期推定の17億円程度の赤字から5億円程度の黒字に浮上する、と報じられた。主要顧客の自動車業界でハイブリッド車などの開発案件が増加し、リチウムイオン電池を加工するレーザー溶接機の需要が回復する見込みという。
三越伊勢丹ホールディングス(3099):4.9%安の950円。小売業界大手の業績悪化を受けて消費関連企業の収益環境の厳しさが警戒されている。来月発表予定の第1四半期(09年4-6月)業績は連結営業赤字が避けられないとの見方が広がり、売りが優勢となった。
クレディセゾン(8253):2.8%安の1120円。ゴールドマン・サックス証券は2日、投資判断を「買い」から「中立」に引き下げた。第1四半期(4-6月)のショッピング取扱高の伸びの低さや、顧客開拓コストの増加などを警戒。
海運株:商船三井(9104)が3%安の593円など軒並み軟調。東証1部の海運指数は2.1%下げ、業種別33指数の下落率3位。一時3.5%安の565.19まで下げ、5月1日以来、約2カ月ぶりの安値を更新した。運賃市況の低迷や景気悪化の長期化、信用取引残高から見た需給悪化が懸念された。
HOYA(7741):2.6%高の2010円。3日付の日経新聞朝刊は、09年4-6月期の連結営業利益が前年同期比約6割減の70億-90億円前後になったようで、2四半期ぶりに黒字転換すると報じた。販売先の在庫調整が進み、ハードディスク駆動装置(HDD)用ガラス基板などの受注が回復したという。業績の底打ち期待から買いが先行した。
日本オラクル(4716):2.5%高の3720円と5連騰。一時3740円と約3カ月ぶりの高値を回復。大和総研は2日、投資判断を5段階評価の「2(アウトパフォーム)」から「1(買い)」に引き上げた。優れたコスト調整力、高配当利回りを評価している。
ゴム製品株:ブリヂストン(5108)が1.8%高の1603円と4日続伸。大和総研は2日、ブリヂスト、横浜ゴム(5101)、住友ゴム(5110)の投資判断を「3(中立)」から「2(アウトパフォーム)」に上げた。業績好転と割安感に注目、タイヤセクターの判断も強気へ変更した。住友ゴムは2%高の801円。浜ゴムは一時4.3%高の508円まで上げ、08年11月6日以来の高値を更新。終値は変わらずの487円。
レンゴー(3941):4.4%安の592円。UBS証券は2日、投資判断を「買い」から「中立」に引き下げた。
イオンディライト(9787):5%安の1610円。10年2月期の第1四半期(09年3-5月)の連結営業利益は前年同期比5.7%減の24億3900万円になった。決算短信によると、主力の建設施工を中心にしたスポット業務は、当初予定していた施工時期を先送りするケースなども見受けられたが、環境負荷低減に関する提案については、一定の成果を上げることができたという。
エービーシー・マート(2670):1.4%安の2485円。6月の既存店売上高は前年同月比で4.1%減少した。前年と比較し日曜日が1日少なかったことや、週末の天候不順が響いた。直近安値から5割近く上昇したこともあり、売りが優勢となった。
T&Cホールディングス(3832):6%安の7万7000円。金融危機の影響で日本株情報提供業務などが低迷、09年11月期第2四半期累計(08年12月―09年5月)の連結営業損益は1億500万円の赤字になったもよう、と前日に発表した。従来予想は2億700万円の黒字。
極洋(1301):2%安の196円。一時193円と約1カ月ぶりの安値に下落。3日付の日経新聞朝刊は、水産物の値下がりが響き、第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比27%減の7億円程度だったもよう、と報じた。
オリックス(8591):7%高の5880円。同社が2日に発表した約20%の希薄化要因となる1000億円の増資計画については、相場は織り込み済みで、むしろ今後の事業の積極展開に向けた動きとの見方が市場関係者から出ていた。
不二越(6474):4%安の191円。上半期(08年12月-09年5月期)決算を発表した午後2時10分以降に下げ幅を拡大。自動車や建設機械業界の生産調整が長引いて同社の操業度も低下、上半期は48億円の連結最終赤字となった。下半期も厳しい業況が続くとみて、通期業績予想を大幅に下方修正したため、売りが膨らんだ。
セシール(9937):16%高の202円。フジ・メディア・ホールディングス(4676)傘下のフジ・メディア・サービスによるTOB(株式公開買い付け)が成立したと発表した。フジ・メディア・サービスはセシールの親会社となる。
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