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米ゴールドマンのトレーディング収入、1億ドル超えた日数が過去最高

  8月5日(ブルームバーグ):米金融大手ゴールドマン・サックス・グループの1日当たりのトレーディング収入が1億ドル(約95億円)を超えた日数が、4-6月(第2四半期)に46日と、前四半期の34日を上回り過去最高を更新した。

  全営業日の71%でトレーディング収入が1億ドルを上回ったことになる。同期中にトレーディング損失が出たのは2日で、前四半期の8日から減少した。米証券取引委員会(SEC)への届け出で5日に明らかになった。トレーディング収入5000万ドル以上の日数は65営業日中58日(89%)だった。

  ゴールドマンは第2四半期に過去最高益を達成。トレーディング収入と株式引き受け手数料収入が最高を記録した。同四半期のリスクテーク規模も過去最大だった。

  米証券大手だったベアー・スターンズの崩壊についての著書のあるウィリアム・コーハン氏は「リセッション(景気後退)の中でゴールドマンがこれほどの利益と収入を上げられたということは一見不可解だ」と語る。その上で、「実は競合他社の多くが撤退したり大打撃を受けたりしたため、ゴールドマンの立場が強くなったものだ」と話した。

  2008年度(11月期末)は、ゴールドマンの1日のトレーディング収入が1億ドルを超えた営業日が90日あった。07年度は88日。06、05、04年度はそれぞれ49日、18日、14日だった。ゴールドマンは09年から会計年度を暦年に変更している。

  リスクテークの度合いを示すバリュー・アット・リスク(VaR、一日当たり最大損失可能額)は今年第2四半期に平均で2億4500万ドルと、前期の2億4000万ドルや前年同期の1億8400万ドルを上回っていた。同社によると、第2四半期のリスク増大の大半は株式関連だった。トレーディングと自己勘定投資による収入は同四半期に全体の78%を占めた。

  米連邦預金保険公社(FDIC)が銀行債に保証を付けるプログラムを導入したことも、ゴールドマンの資金コストを低下させ活発なリスクテークにつながった。ゴールドマンのこの日の届け出によると、同社のFDIC保証債の残高は251億ドルだった。過去の届け出によれば、昨年11月から今年3月までに300億ドルをこの種の債券で調達していた。またこの日の届け出によれば、無担保短期借入金の加重平均金利も6月は1.70%と3月の2.14%や昨年11月の3.37%から低下していた。

翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先:アムステルダム 木下 晶代 Akiyo Kinoshita

akinoshita2@bloomberg.net Editor:Akiko Nishimae記事に関する記者への問い合わせ先:Christine Harper in New York at charper@bloomberg.net .