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ロシア、ブラジル:IMF債引き受けへ-ドル離れ進める(Update1)

  6月10日(ブルームバーグ):ドル資産への依存度軽減を図るロシアとブラジルは、国際通貨基金(IMF)が発行する債券を計200億ドル(約1兆9600億円)相当引き受け、外貨資産の運用先を多様化する計画を明らかにした。

  ロシア中央銀行は10日、現在保有する最大1400億ドル相当の米国債を一部売却する可能性があると発表。1週間前には中国もドルと米国債への依存度を減らす可能性があると表明していた。ブラジルのマンテガ財務相は、同国がIMF債100億ドル相当を購入すると述べた。中国も500億ドル相当を引き受ける方針で、インドも同様の発表を行う公算がある。

  ロシアのインタファクス通信によれば、ロシア中央銀行のウリュカエフ筆頭副総裁はこの日、「別の手段を利用する機会が生まれている」ことから、ロシアは米国債保有を減らすだろうと述べた。また外貨準備の海外銀行預金を増やす可能性があるとも指摘した。この発言は、ロシア中銀当局者によって確認された。

  米国債利回りは今年上昇し、ドルは下落している。米国が、拡大する財政赤字補てんと、1930年代以来最悪のリセッション(景気後退)からの脱却を目指し過去最大の国債発行を進めるなか、海外中銀が米金融資産の保有削減に踏み切るのではないかとの懸念がその一因となっている。ブラジル、ロシア、インド、中国(BRICs)が世界の基軸通貨としてのドルについて議論するロシア・エカテリンブルクでの会議を16日に控え、米国債はこの日、下落した。

  インスパロ・アセット・マネジメント(ロンドン)の共同創業者、フランシス・ベディントン氏は「全体としては、多すぎる米国債発行と、誰一人として財政赤字抑制に乗り出すふりすら見せないことが懸念されている状況だ」と説明した。

翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先:ニューヨーク 千葉 茂 Shigeru Chiba schiba4@bloomberg.net Editor:Akiko Nishimae東京 城塚 愛也 Aiya Shirotsuka ashirotsuka@bloomberg.net Editor:Akiko Kobari記事に関する記者への問い合わせ先:Alexander Nicholson in Moscow at anicholson6@bloomberg.net ;Dakin Campbell in New York at dcampbell27@bloombger.net