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豚インフルは人的ミスの公算も、豪科学者が指摘-WHO調査進める

  5月13日(ブルームバーグ):世界で感染が広がっている豚インフルエンザのウイルスが人的ミスによって生まれた可能性を、オーストラリアの科学者が指摘した。これを受け、世界保健機関(WHO)が調査を進めている。

ロシュ・ホールディングの抗インフルエンザ薬「タミフル」の開発に携わった経歴を持つエードリアン・ギブズ氏(75)は12日、豚インフルエンザについてインタビューに応じ、科学者によるウイルス培養や製薬会社のワクチン製造の過程で利用される卵で偶然発生した可能性があり、それに関連したリポートを発表する意向だと述べた。遺伝子の青写真の分析を通じてウイルスの起源を追跡する過程でこの結論に達したという。

WHOはギブズ氏の研究に関する資料を先週受け取り、現在精査中だ。WHOのケイジ・フクダ事務局長補代理が11日のインタビューで明らかにした。

ギブズ氏は、豚インフルエンザの遺伝子構造分析に最初に携わった科学者の1人。細菌の進化過程の研究で40年の実績がある。同氏はウイルスの起源を特定できれば、感染や発症のメカニズムをより良く理解できる可能性があると語った。

一方、米疾病対策センター(CDC)は、ギブズ氏の研究に関する資料を受け取ったものの、同氏の指摘を裏付ける証拠はないとの結論に達したという。

翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先:東京 柴田 広基 Hiroki Shibata hshibata@bloomberg.net Editor:Keiko Kambara記事に関する記者への問い合わせ先:Jason Gale in Geneva at j.gale@bloomberg.net ;Simeon Bennett in Singapore at sbennett9@bloomberg.net .