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米高級ホテルチェーン5つ星放棄、手元資金優先でサービス維持できず

8月25日(ブルームバーグ):ホテル業界で最も業績不振が目立つ高級ホテルチェーンの一部が、苦労して獲得した星(格付け)を放棄しようとしている。手元に資金を確保するのが狙いだ。

セント・レジス・ホテルやW・ホテルなどの高級ホテル・ブランドを展開する米スターウッド・ホテルズ・アンド・リゾーツ・ワールドワイドの広報担当者K.C.カバナー氏によると、同社は一部施設のサービスの質と星の数を引き下げる方針だ。ヒルトン・ホテルズとインターコンチネンタル・ホテルズ・グループは既に一部施設の星の数を引き下げている。

2007年のブラックストーン・グループによる買収でヒルトンの最高経営責任者(CEO)を退任したスティーブン・ボレンバック氏は「星を維持するためには莫大な資本投下を必要とする」と指摘する。

高級ホテルチェーンはリセッション(景気後退)による旅行離れや企業の出張費削減で集客に苦戦しており、これは裕福なビジネス客や個人旅行客向けの客室料の引き下げを意味する。また、ウェルカム・ギフトや客室の花、新聞の無料提供、24時間のルームサービスといった特典の一部も省略される可能性がある。

ホテル会社がサービスを縮小する必要に迫られているのは手元に現金を確保するためだ。スミス・トラベル・リサーチによると、世界の高級ホテルの利用率は7月までの1年間で57%に低下した。前年同期は71%だった。一方、全世界の最高級ホテルの1日当たりの平均宿泊料は16%低下し、245.13ドルとなった。

翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先:東京 守護 清恵 Kiyoe Shugo kshugo@bloomberg.net Editor: Ryoji Uchida記事に関する記者への問い合わせ先:Nadja Brandt in Los Angeles at nbrandt@bloomberg.net .