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アジア美術品市場:最悪期脱出か-香港での競売落札額、予想の2倍

  5月25日(ブルームバーグ):英クリスティーズ・インターナショナルが24日、香港で開催したオークションで中国人画家の常玉(サンユー)の絵画に入札が殺到。この画家の作品としては過去最高の4210万香港ドル(約5億1300万円)で落札され、アジアの美術品市場の低迷が最悪期を脱したとの見方が広がっている。

  クリスティーズによると、この日出品されたアジアの美術作品38点のうち34点が落札され、販売総額は1億8170万香港ドルに上った。クリスティーズの広報担当者のケイト・マリン氏によると、この額は同社の事前予想の約2倍に相当する。故人である常玉の1950年代の作品である「猫と鳥たち」が、競売に出品されたこの画家の作品としては最高額で落札された。

  アジアの代表的な美術品収集家の1人でマイ・ハンブル・ハウス・アート・スペースのマイケル・ワン最高経営責任者(CEO)はオークション会場でインタビューに応じ「結果を見ての通りだ。大成功だった。今回のオークションはアジアの美術品市場の低迷期が終わったことを示している」と語った。

  世界的信用危機のきっかけとなった昨年9月15日の米リーマン・ブラザーズ・ホールディングス破たん以降の8カ月間、クリスティーズや競合する米サザビーズの香港でのオークションの販売額は最大で目標の半分程度まで落ち込んでいた。これらの競売会社にとって香港はニューヨークとロンドンに次ぐ3番目の市場。

翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先:東京 堀江 広美 Hiromi Horie     hhorie@bloomberg.net Editor:Takeshi Awaji記事に関する記者への問い合わせ先:Le-Min Lim in Hong Kong at lmlim@bloomberg.net