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米シティ株とスープ缶、1ドルで買うならどちらがお得?-株急落で

3月6日(ブルームバーグ):米ルースズ・ホスピタリティ・グループの株式は、同社がマンハッタンのステーキハウスでサイドメニューとして提供するポテトグラタンの消費税分(80セント)ほどの価値しかない。

現金3ドルがあれば、一時は時価総額で世界最大手の銀行だった米シティグループの株式を3株購入できる。米ゼネラル・エレクトリック(GE)の株価は過去1年で80%下落し、1株で同社の26ワット電球「エナジースマート」が買える。しかも耐用年数は5年だ。

米ダウ工業株30種平均が1996年以来の安値を付け、シティの株価は初めて1ドルを下回った。投資家は世界的に有名な企業の株価が各社の製品・サービスの価格を下回っていることに気付くだろう。

ウォールストリート・ストラテジーズのアナリスト、ブライアン・ソッジ氏は「シティ株を1株99セントで購入しても、価値はいずれゼロになるかもしれない」として、米ダラー・ツリーがチェーン展開する1ドルショップでの買い物を勧める。そこで「99セント使えば、スープを1缶買えるかもしれない。そうすれば、食べ物を確保できる上に悩みの種にもならない」からだ。

リセッション(景気後退)深刻化のなか、ダラー・ツリーの株価は過去1年で41%上昇。一方、S&P500種株価指数は49%下落しており、ソッジ氏はまだ下がり続けるとみる。

ストアハウス・パートナーズを創業したパトリシア・エドワーズ氏もS&P500種の下げは止まらないとみる。1981-82年のリセッション時に株価収益率(PER)が7倍を下回ったことを基に、同指数はまだ40%下がると予想。ブルームバーグのデータによれば、13年ぶり安値の682.55で終了した5日のPERは10.16倍だった。

エドワーズ氏は「問題は株価が安過ぎるのか、それとも消費財が高過ぎるのか」とインタビューで自問した後、「行き過ぎだと言いたいところだが、自分でそうとは思えないところが問題だ」と答えている。


   


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東京   蒲原桂子  Keiko Kambara 
kkambara@bloomberg.net Editor:Joji Mochida
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